旅先のからだケア

乗り物移動の悩み解決!|むくみに効くツボ

乗り物で移動するときに悩みの一つに脚のむくみがあります。むくみは長時間同じ姿勢でいたりすると出てきやすい症状です。

普段体が動いている時は筋肉が縮んだり緩んだりすることで古い血液の入った静脈や、リンパ菅にポンプの様に力が加わることで、中の液体が心臓に向かって流れていく仕組みになっています。

むくみの原因

座りっぱなしや立ちっぱなしの様に、筋肉が縮んだり緩んだりする動きが少なくなると、このポンプ作用も弱くなってしまい、古い血液や体液が心臓に向かって流れて行かなくなります。これがむくみの生じるメカニズムです。

特に足は心臓から遠い場所にあり、かつ重力の影響を受けるのでどうしてもむくみやすくなります。

この場合は特にふくらはぎあたりの筋肉を動かすとむくみの解消につながりますが、加えてツボにお灸をするのも効果的です。足の浮腫(むくみ)に効くことで古くから知られている二つのツボをご紹介します。

むくみに効くツボはココ!

豊隆|足の陽明胃経

膝の皿の下と外くるぶしの中間点、脛骨(すねの骨)から指2本分外側

太衡|足の厥陰肝経

足の甲側で親指と次の指(第二指)との骨の間を撫で上げていき、骨と骨とが交わる手前(谷側)で指の止まるところ

この2箇所にお灸を据えるとむくみの解消に効果があります。


お灸には体液の流れを促す効果があります。
ツボと呼ばれるところの多くは西洋医学的に見ても血管や神経が集まるところが多く、そこをお灸で刺激することで体に変化を引き出すことができる訳です。

最近のお灸には煙の出ないタイプのものあり、ドラッグストアなどで簡単に手に入りますので、旅のお供に持ち歩くのもおすすめです。

関連記事

  1. 芭蕉の健脚を支えた、脚の疲れをとるツボ「足三里」
  2. これで旅も快適!|外反母趾の痛みをやわらげるテーピング術
  3. 旅先で足をくじいた時の処置方法
  4. 湯治の旅へ出よう。源泉掛け流しのススメ
  5. 重要なのは振り子の原理!?旅歩きに最適な靴とは?選び方のご紹介
  6. 乗り物酔い対策に。乗り物酔いに効くツボ
  7. 実は下りの方が負荷が高い!?旅先の坂道を楽しむための膝のエクササ…

おすすめ記事

山陰本線を走っていたキハ181系特急列車

今も昔も米子駅は山陰本線を西と東に分けるターミナル駅です。2021年には国鉄時代から親しま…

森と水とロマンの鉄道|JR東日本 磐越西線

森と水とロマンの鉄道磐越西線は福島県の郡山から会津若松を経由して新潟県の新津まで伸びる全長…

芭蕉の健脚を支えた、脚の疲れをとるツボ「足三里」

股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりておくのほそ道 -…

JR切符の基礎知識① 運賃と料金について

JRの切符には色々なルールがあります。これらを知っておくとお得に旅ができることも少なくありません。…

出雲街道を行く

”出雲街道”とはかつて姫路から出雲を中国山地を越えて結んだ約250kmにわたる旧街道です。播磨国(…

歴史を歩く#2 |江戸時代からの風習が関係している!?名古屋のモーニング

名古屋の食文化となったモーニング食文化の豊かな名古屋には味噌カツ、海老フライ、ひつまぶし、…

JR長距離切符の有効期間を活用した「のんびり途中下車の旅」

長距離切符は途中下車ができるJRの長距離切符には、営業キロに合わせた有効期間があって、その…

国鉄時代を今に伝える#1|非電化区間を駆け抜けるタラコ色。キハ40とキハ47

現役の国鉄型車両JRが発足したのが1987年の春です。それ以前の国鉄時代に走ってい…

JR東海|豊橋駅のおすすめと見所

今回は東海道本線の在来線旅の際に乗り換えで一旦下車することが多い愛知県豊橋駅の楽しみ方をご紹介して…

日々の平穏を願う風習|キジ車

日本を見渡すとそれぞれに地域独特のユニークな風習が伝わっています。今回はその中からキジ車と呼ばれる…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP