旅先で多いケガに足首の捻挫があります。足元が悪いところでつまずいたり、階段を踏み外したりして捻挫してしまうことがよくあります。
今回はそんな時にどうすれば良いか?をご紹介していきます。これはあくまで応急的な処置ですので、医療機関にかかれる状況であればそうしてください。
この記事の要約
- まずは出来るだけ安静にして氷で冷やす
- 心臓より高く傷めた箇所を挙げることで、腫れがひどくなるのを抑えることができる
- 冷やしながらできるだけ圧迫する。タオルのようなもので氷を強く縛り付けるだけでも効果あり
- テーピングが手に入るようなら固定する(解説動画あります)
- できるだけ早いうちに医療機関を受診する
- 温めたり、あるいはお酒を飲んだりすると腫れがひどくなってしまうので控える
- 足を捻っただけでも腫れや痛みがひどい場合には骨折してしまう可能性もある
それでは解説していきます。
症状と処置方法
捻挫をした場合は骨と骨をつないでいる靭帯と呼ばれる硬い組織が伸ばされて傷んでしまいます。靭帯が伸ばされて細かく切れてしまうことで痛みが生じたり、腫れたりするのが典型的な症状です。どの程度靭帯に傷がいくかによって症状も異なります。全く歩けない場合もあるし、ある程度我慢できる場合もあります。
処置方法
安静にして氷で冷やしましょう
足首を捻ってしまった場合は、まずは出来るだけ安静にして氷で冷やすことが必要です。ビニール袋に氷を入れて傷めた箇所に直接当てて冷やします。
この時、横になれる状況でしたら、心臓より高く傷めた箇所を挙げることによって、腫れがひどくなるのを抑えることができます。そして冷やしながらできるだけ圧迫するようにしてください。タオルのようなもので腫れたところに当てた氷を強く縛り付けるだけでも効果があります。
逆に温めたり、あるいはお酒を飲んだりすると腫れがひどくなってしまうので、そうしたことは控えてください。
テーピングがあれば固定しましょう
もしテーピングが手に入るようでしたら固定します。固定することでかなり楽になる場合も多いので、もしもの時に備えて準備しておくのが良いと思います。
足首の捻挫に最も適したテーピングは38ミリ幅で伸び縮みしない、固定力の強いタイプのものです。正確に巻くにはかなり練習が必要ですが、ある程度の精度で巻ければ効果は出せます。
外出先で緊急の場合だと靴の上から巻いても構いません。踵と足の甲をサポートできればかなり歩きやすくなります。
今回は足首の捻挫の応急処置をまとめてみました。
足を捻っただけでも腫れや痛みがひどい場合には骨折してしまう可能性もあります。
できるだけ早いうちに医療機関を受診するようにしてください。