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在来線の旅|越美北線

越美北線とは?

越美北線は福井県内の越前花堂と九頭竜湖の間、全長52.5kmを結ぶ路線です。
途中の越前大野までは1日9往復走っていますが、そこから先は下りが4本、上りが5本というダイヤになっています(2021年4月現在)。

小浜線もずいぶん前に電化されたため、現在は福井県内で唯一の非電化路線となっています。

路線の起点は越前花堂駅ですが、列車は隣の福井駅を始発着としています。

今回乗車したのはキハ120のタラコ色でした。

先が途切れている盲腸線ということもあり、普段乗車する機会もなかなかないので、今回は青春18きっぷの有効期間中に乗車してみました。

盲腸線とは?

盲腸線(もうちょうせん)とは、公共交通機関において営業距離が短く、かつ起点もしくは終点のどちらかが他の路線に接続していない行き止まりの路線を指す。路線網の中で、あたかも盲腸(虫垂)のように見えることからこのように俗称される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

越美北線の車窓

隣の越前花堂から列車は左に曲り東向きに進路をとります。

すぐに長閑な風景が広がり出します。

東に走り出してしばらくすると一乗谷という場所があります。福井駅からもわずか20分ほどです。
この辺りは戦国時代の武将朝倉氏が拠点としていたことでも知られています。近くの山には遺跡が残されています。

川沿いを走るローカル線は多いですが、越美北線も前半は足羽川に沿って走ります。並走したり川を越えたり景色の変化を楽しむ事ができます。

やがて車窓左手に白山の山並みが見えてきます。雪を被った山々の姿はとても迫力があります。

福井駅を出発して1時間ほどで越前大野に到着します。この辺りは一気に住宅が増えます。

この越前大野から先は列車の本数が半減します。

越前大野から五つ目の勝原(かどはら)駅のすぐ横に”勝原花桃の里”があり、車内からも楽しめます。花桃は少し花を咲かすのが遅いので、ゆっくり目の花見ができます。

路線の後半は九頭竜川のそばを走ります。トンネルを通る区間も多く、川の流れを楽しめる箇所は多くはないですが、時折美しい風景を楽しむ事ができます。

幻の長良川鉄道への延伸計画

越前大野からは35分ほどで終点の九頭竜湖駅に到着です。盲腸線ならではの行き止まり式のレールが旅情を誘いますね。

実はかつてこの先にも延伸する計画がありました。
本来は現在の長良川鉄道の北濃駅と結ばれる予定でしたが、残念ながら工事が着工されることはありませんでした。以前はバスで未開通の区間を結んでいたそうですが今はそれも無くなってしまいました。もし繋がっていたら美濃太田まで行けたわけですね。

原風景を楽しむ片道1時間半の在来線旅

本来九頭竜湖駅でも少しゆっくりしたかったのですが、12分後の列車に乗らないと次は4時間後とのことなので、慌ただしく折り返して福井駅に向かいました。

日本の原風景をのんびり眺めながら、車窓の変化も楽しめる片道1時間半の旅でした。
また別の季節に訪れてみるのも良いかと思います。