旅先のからだケア

湯治の旅へ出よう。源泉掛け流しのススメ

江戸時代は自由な移動が制限される中、「湯治」を目的とした移動であれば通行手形が出やすかったといわれ、多くの庶民が「湯治」を目的とした旅行にでかけていました。

湯治などで温泉のお湯の泉質に十分な効果を求める場合は「源泉掛け流し」と表記されている温泉に入るのがおすすめです。

なぜ温泉が湧くのか?という点を見ていくとその理由がわかります。

源泉掛け流しとは?

温泉の水も元々は地面に降り注いだ雨水です。降った雨が時間をかけて地下に染み込んでいき、最終的に数キロ下にある穴だらけの岩の層に溜まっていきます。

そしてこの層の下にはマグマ溜まりと呼ばれる高温の層があるので、たまった雨水が熱せられます。しかし地中深くでは酸素も無く、地面からものすごい圧力を受けているので水が沸騰できずドロドロの状態になります。

これがゆっくりと上昇してきて最終的に地表に吹き出してきたものが源泉掛け流しの温泉で使用されているお湯なのです。

有機物が溶け込んだ「泉質」が重要

このように時間をかけて地中を巡ることで水の中に鉱物や有機物が溶け込みます。これらがお湯の泉質を作り私たちの体に様々な効果をもたらしてくれる訳です。この様にして湧き出た温泉のみが「源泉掛け流し」と表記することを許されています

湯治目的の旅なら源泉掛け流しの温泉に行こう

奥州三名湯の1つと言われる鳴子温泉のある鳴子温泉郷を走る 陸羽東線 奥の細道湯けむりライン

古くからの温泉地であれば自然と湧出したお湯である為、比較的湯量も豊富で源泉かけ流しとして使用してもお湯が不足しにくいですが、必ずしも湯量に恵まれた温泉ばかりでもありません。

そうしたところでは消毒しながらお湯を循環させていることも少なくありません。
こうなるとやはり泉質が落ちてくる面はやむを得ない面もありますので、どうしても源泉掛け流しに比べると効能は劣ります。

ですので治療目的で温泉を利用する場合は特にこの点を意識して滞在先を選ぶのが良いでしょう。

関連記事

  1. 旅先で足をくじいた時の処置方法
  2. これで旅も快適!|外反母趾の痛みをやわらげるテーピング術
  3. 実は下りの方が負荷が高い!?旅先の坂道を楽しむための膝のエクササ…
  4. 乗り物移動の悩み解決!|むくみに効くツボ
  5. 芭蕉の健脚を支えた、脚の疲れをとるツボ「足三里」
  6. 乗り物酔い対策に。乗り物酔いに効くツボ
  7. 重要なのは振り子の原理!?旅歩きに最適な靴とは?選び方のご紹介

おすすめ記事

日本神話の世界|黄泉平坂 〜あの世への入り口!?〜

墓石のルーツ!? 黄泉平坂とは?島根県の東に黄泉比良坂(よもつひらさか)と呼ばれる場所が…

懐かしさと新しさがバランスよく共存する尾道の魅力

YouTubeチャンネルで配信した「旅の楽しさ」でご紹介した尾道旅の詳細をこちらでご紹介します。…

伝承の足跡を辿る旅|三種の神器にまつわる徳島の地名や伝承

三種の神器とは草薙剣の他に八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と八咫鏡(やたのかがみ)の二つを合わせた…

地域の食文化を知る|八丁味噌について

日本各地で様々な種類の味噌が作られていますが、愛知、岐阜、三重では豆味噌が好まれています。…

北の玄関口「上野駅」を彩った寝台列車

かつて上野駅は東京の北の玄関口として重要な役割を担っていました。中でも寝台列車は特別な存在でした。…

.local|誰もが地方に「もうひとつの居場所」を持つ時代に求められる体験を考える

ワークスタイルやライフスタイルの多様化が進み、都市部で勤務する人たちもテレワークを活用…

.local|新しい働き方で生まれる「関係人口」の可能性

テレワークや、コワーキングスペースの活用が企業に浸透し始める中、コロナ禍を体験し、ワー…

旅人の体験をデザインする。 – 柳田國男「旅人の爲に」を読んで 2/2

旅を或一地に到着するだけの事業にしてしまはうとするのは馬鹿げた損である。豆の葉と太陽 -旅人の爲に…

これで旅も快適!|外反母趾の痛みをやわらげるテーピング術

外反母趾とは親指が内側に曲がってしまう症状のことです。程度は人それぞれですが、歩くのが辛くなってし…

出雲街道を行く

”出雲街道”とはかつて姫路から出雲を中国山地を越えて結んだ約250kmにわたる旧街道です。播磨国(…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP