旅に出たくなる雑学

1日2往復。国鉄特急色の381系やくもが復活

40年にわたり特急やくも号として伯備線を走り続けた国鉄型特急381系も引退が近づいてきました。
2022年7月現在のやくも号まだ381系のみの運用ですが、2024年春までに新しい車両と順次入れ替わることが決まっており、今後置き換えが進んでいくものと思われます。

引退を前に2022年春より一編成がクリーム色と赤色を使用したかつての国鉄色に塗装を変更し、岡山出雲市間を一日2往復走っています。

長年やくも専用色を見慣れていましたが、やはり国鉄型特急にはこの色が一番似合うと改めて感じます。
国鉄時代のデザインは本当に秀逸で日本の原風景に違和感なく溶け込む配色が選ばれており特急色もその典型です。

国鉄色の特急やくも

この車体に地域の特性をよく表した列車の名称とヘッドマークを掲げて駆け抜ける姿はまさに”特別急行”といった感じです。

かつてはこのような光景が全国各地で当たり前のように見られましたがそれも遠い昔の話になってしまいました。

しかしながら今後1,2年は伯備線で国鉄色やくもの姿を見ることができます。

国鉄時代を彷彿とさせるその勇姿を目に焼き付けに現地を訪れてみてはいかがでしょうか?

2022年7月現在国鉄色やくも運行予定(車両運休の日もありますので運行状況はご確認ください)

  • やくも8号 出雲市7:22発 岡山10:35着
  • やくも9号 岡山11:05発 出雲市14:12着
  • やくも24号 出雲市15:30発 岡山18:39着
  • やくも25号 岡山19:05発 出雲市22:11着
車内放送では懐かしい鉄道唱歌が流れ昭和の旅を感じることができます
米子駅を出発し出雲市に向かうやくも25号

米子駅は駅舎の改築が進んでいますが、ホームは国鉄時代と変わらずタイムスリップしたような光景です

関連記事

  1. 新宿から約1時間で行ける。江戸庶民に親しまれた大山詣り
  2. 国鉄時代を今に伝える#1|非電化区間を駆け抜けるタラコ色。キハ4…
  3. 北陸本線を駆け抜けた特急列車
  4. 地域の食文化を知る|八丁味噌について
  5. 伝承の足跡を辿る旅|三種の神器にまつわる徳島の地名や伝承
  6. 国鉄時代を今に伝える#2 |ヘッドマークが懐かしい!伯備線 38…
  7. 蚊遣の置物。なぜ豚なのかご存知ですか?|蚊遣り豚の歴史 
  8. 北の玄関口「上野駅」を彩った寝台列車

おすすめ記事

烏山線の旅

久しぶりに乗車目的の旅に出ることができました。今回は栃木県内を走る烏山線に乗ってきました。宇都宮か…

在来線の旅|越美北線

越美北線とは?越美北線は福井県内の越前花堂と九頭竜湖の間、全長52.5kmを結ぶ路線です。…

JR東海|豊橋駅のおすすめと見所

今回は東海道本線の在来線旅の際に乗り換えで一旦下車することが多い愛知県豊橋駅の楽しみ方をご紹介して…

子供の時から鉄道好きで良かった3つのこと

小さい頃に鉄道が好きになっても歳を重ねるにつれて大半の人は興味が薄れてくると思いますが、逆に興味を…

先祖への感謝、故人へ思いを馳せる旅|日本三大霊場の一つ恐山

青森県下北半島にある恐山は日本三大霊場の一つとして知られています。宇曽利山湖の湖畔にある恐…

旅先で足をくじいた時の処置方法

旅先で多いケガに足首の捻挫があります。足元が悪いところでつまずいたり、階段を踏み外したりして捻挫し…

1日2往復。国鉄特急色の381系やくもが復活

40年にわたり特急やくも号として伯備線を走り続けた国鉄型特急381系も引退が近づいてきました。20…

昭和の鉄道旅を辿る|碓氷峠と峠の釜飯

たった一区間のために開発されたEF63かつての信越本線には一駅の間だけ機関車の助けを借りな…

JRの割引運賃をお知ってお得に旅しよう!|往復割引と学生割引

JRには運賃を割り引いてくれるルールがいくつかあります。今回は往復割引と学生割引についてお話ししま…

.local|「社会へポジティブな影響を残したい」ワーケーションを通した地域活動の可能性

ロビンソン・クルーソー島|写真提供 lenovo先日、lenovo社が主催するグループイン…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP