旅に出たくなる雑学

福男選びで有名な十日戎の開門神事とは?|西宮神社

関西地区では1月10日は「十日戎(とおかえびす)」として知られています。

十日戎とは「七福神」の”えびす様”を祀るお祭りです。

えびす様は商売繁盛の神様として知られていますので、主に商売をしている人が参拝に訪れます。

えびす様をお祭りする神社はあちこちにありますが、中でも 西宮神社(兵庫県) 、今宮戎神社(大阪府)、京都ゑびす神社(京都府) の三社は日本三大えびすと呼ばれています。

西宮神社の開門神事

特に有名なのは西宮神社で、ここでは毎年1月10日の朝には”開門神事”が行われています。いわゆる”福男選び”です。最近はテレビで中継されるので全国的にも知られるようになってきました。

この日一番にえびす様にお参りできた人にご利益があるとされるため、神社の開門と同時に一番にお参りするために本殿に向かうのを競う行事です。

西宮神社の様子

僕は個人的にこの行事をお手伝いさせて頂く機会を得て、かつて3年程門を開ける役割でご奉仕させて頂いた事があります。

早朝3時頃に集合し、打ち合わせをして各自の立ち位置を決め、5時前にリハーサルを行います。 そして門の裏側に立ち、門を抑えます。 開門時間が近づいてくると、門の前には抽選で場所を確保した参拝者の皆さんが集まってきます。

最初は後ろ向けに待機してもらい、スタッフが準備運動などを一緒にやります。その間扉の反対側では開かないようずっと扉を抑えています。そして開門直前になって前を向いてもらいます。

6時の開門の号令に合わせて門を開けもると、抑えていた僕たちは逃げ場に一目散に脇に避難するという流れです。

福男選びの様子|一番左で走っているのが僕です

この場面はよくテレビで放送されていますが、実際に目の前で門が開く様子はとても迫力があります。

その後も転倒した人を見つけて列の外に引き出す仕事をして、走る人がいなくなった時点でご奉仕は終了となります。その後は境内の事務所で朝食と商売繁盛の笹を頂きます。

2021年は残念ながらこの開門神事は中止となってしまいましたが、来年以降またいつもの光景が見られることを心待ちにしています。

関連記事

  1. 歴史を歩く#3 |昔は川だった!?東京都に多く存在する暗渠を巡る…
  2. 東北地方に残る民間信仰「オシラサマ」をご存知ですか?
  3. 神話の足跡を辿る旅|草薙剣にまつわる静岡県の地名をご存知ですか?…
  4. 伝承の足跡を辿る旅|三種の神器にまつわる徳島の地名や伝承
  5. 昭和の鉄道旅を辿る|碓氷峠と峠の釜飯
  6. キハ181系特急の迫力|四国の旅を支え続けた”南風&…
  7. 沖縄のせんべろ
  8. 歴史を歩く#2 |江戸時代からの風習が関係している!?名古屋のモ…

おすすめ記事

蚊遣の置物。なぜ豚なのかご存知ですか?|蚊遣り豚の歴史 

夏になると蚊に悩まされることが多くなり大変ですね。現在は蚊取り線香を始め、様々な虫除けの手段があり…

山陰本線を走っていたキハ181系特急列車

今も昔も米子駅は山陰本線を西と東に分けるターミナル駅です。2021年には国鉄時代から親しま…

各地の風習を楽しむ|雑節の半夏生に食べる蛸と鯖。その理由とは?

雑節の一つ「半夏生」半夏生(はんげしょう)をご存知でしょうか?これは夏至の11日後…

旅先で足をくじいた時の処置方法

旅先で多いケガに足首の捻挫があります。足元が悪いところでつまずいたり、階段を踏み外したりして捻挫し…

知ってお得に旅しよう!|JR特急の乗継割引について

JRには知っていると得する運賃や料金のルールがあります。今回は新幹線、寝台特急と在来線特急の乗り継…

歴史を歩く#2 |江戸時代からの風習が関係している!?名古屋のモーニング

名古屋の食文化となったモーニング食文化の豊かな名古屋には味噌カツ、海老フライ、ひつまぶし、…

大阪と北陸・東北を結んでいた懐かしの485系特急『雷鳥』と『白鳥』

485系特急の思い出かつて国鉄が民営化されJ Rが発足する前後の時期、当時は小学校高学年で…

国鉄時代を今に伝える#1|非電化区間を駆け抜けるタラコ色。キハ40とキハ47

現役の国鉄型車両JRが発足したのが1987年の春です。それ以前の国鉄時代に走ってい…

新宿から約1時間で行ける。江戸庶民に親しまれた大山詣り

古くから信仰のあった大山神奈川県伊勢原市にある「大山」は、常に雲や霧を生じ、雨を降らすので…

お得な切符情報|北海道&東日本パス

JR各社はそれぞれにフリー切符と呼ばれるお得な切符を販売しています。今回はJR東日本と北海道が販売…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP