先日、Adobe社が主催する写真編集ソフト「Adobe Lightroom」の生成AI機能を紹介するインフルエンサー向けワークショップイベントを取材してきました。
次世代AI機能「Adobe Firefly」搭載により進化
Adobe Lightroomは写真編集ソフトとして有名ですが、クラウドを活用することで、デスクトップ、モバイル双方でデータの共有が可能となり、モバイル版のカメラアプリとしての機能がアップデートされたことにより、スマートフォンでの撮影から編集までがシームレスにできるようになり、活用の幅が広がってきているように感じます。
新しく搭載された次世代AI機能「Adobe Firefly」を搭載しているのも特徴の一つで、商用利用可能なコンテンツが生成できるようになるそうです。新機能の生成AI削除や、ぼかし(レンズ)ツールなど、写真を作品として作り込める機能がモバイル版アプリに搭載されていることで、スマートフォンで細部までこだわった作品作りができるようになっています。
細かい設定が可能なカメラアプリとしても
今回はその中からカメラ機能をご紹介したいと思います。今回のイベントで初めてモバイル版Lightroomのカメラ機能を使用してみたのですが、出張などのちょっとした移動で一眼レフを持っていけないような旅でも、後の編集が楽しくなるような細かいこだわりの設定ができるようになっていました。
Lightroomのカメラ機能には「プロフェッショナル」モードがあり、切り替えることで「ISO」や「ホワイトバランス」「シャッタースピード」などが細かく設定することができます。iPhoneの標準カメラではISO設定はできない仕様になっているため、Lightroomのカメラ機能を使うことで一眼レフのような、ISOや、露出補正、ホワイトバランスなどの設定が撮影時に行うことができるようになっています。
また、プリセット機能を活用すると1枚の写真を編集した内容を他の写真へ反映することができるため、同じ日、同じシチュエーションで撮影したような写真であればまとめて編集内容を反映できることも旅の思い出を効率的に編集できます。
一部機能に制限はありますが、無料でも使えるようなので、ちょっとした旅先でのスマホ撮影の時など、活用してみてはいかがでしょうか。
Adobe Lightroom|
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html