旅に出たくなる雑学

山陰本線を走っていたキハ181系特急列車

今も昔も米子駅は山陰本線を西と東に分けるターミナル駅です。

2021年には国鉄時代から親しまれてきた駅ビルが解体されリニューアルが進んでいますが、今でも駅構内には国鉄時代から変わらない光景を見ることができます。

今回はかつて山陰本線を走っていたキハ181系の特急列車をJR発足直後に撮影した写真とともにご紹介していきます。

特急はまかぜ

大阪と山陰を結ぶ歴史ある特急です。現在も現役で走っていますが、大阪から最長でも鳥取行きになっています。かつては米子駅まで乗り入れていました。

特急あさしお

京都と山陰を結んでいました。城崎、倉吉、米子を発着する列車がありました。1996年廃止。

特急おき

米子と小郡(現新山口)を結んでいました。現在は”スーパーおき”として運行され、鳥取発着の列車もあり新山口駅まで5時間少しで走破しています。

特急いそかぜ

米子と博多を結んでいました。走行時間は約7時間。2005年廃止時には益田と博多に走行区間が短縮されていました。

特急くにびき

米子と益田を結んでいました。1988年に運行を開始し2001年に”スーパーくにびき”となった後、2003年に”スーパーまつかぜ”に名称が変更されました。ちなみに”まつかぜ”は国鉄時代に山陰本線経由で大阪と博多を約13時間かけて走破していた歴史ある特急です。

国鉄からJRに替わる頃に少年時代を過ごしていた世代としてはこの当時のキハ181系の勇姿が未だに目に焼き付いています。

関連記事

  1. 日々の平穏を願う風習|キジ車
  2. 出雲大社の巨大神殿に想いを馳せる
  3. 全長5km。わずか7分足らずのミニ路線|美濃赤坂支線
  4. 森と水とロマンの鉄道|JR東日本 磐越西線
  5. 歴史を歩く#4|280種類も確認されている薬草の宝庫。伊吹山の歴…
  6. 子供の時から鉄道好きで良かった3つのこと
  7. 神話の足跡を辿る旅|草薙剣にまつわる静岡県の地名をご存知ですか?…
  8. キハ181系特急の迫力|四国の旅を支え続けた”南風&…

おすすめ記事

旅人の体験をデザインする。 – 柳田國男「旅人の爲に」を読んで 2/2

旅を或一地に到着するだけの事業にしてしまはうとするのは馬鹿げた損である。豆の葉と太陽 -旅人の爲に…

北の玄関口「上野駅」を彩った寝台列車

かつて上野駅は東京の北の玄関口として重要な役割を担っていました。中でも寝台列車は特別な存在でした。…

芭蕉の健脚を支えた、脚の疲れをとるツボ「足三里」

股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりておくのほそ道 -…

北陸本線を駆け抜けた特急列車

かつて北陸本線は滋賀県米原から新潟県直江津まで結んでいましたが、北陸新幹線の開業に伴い区間内で第三…

知ってお得に旅しよう!|JR特急の乗継割引について

JRには知っていると得する運賃や料金のルールがあります。今回は新幹線、寝台特急と在来線特急の乗り継…

日本神話の世界|黄泉平坂 〜あの世への入り口!?〜

墓石のルーツ!? 黄泉平坂とは?島根県の東に黄泉比良坂(よもつひらさか)と呼ばれる場所が…

地域の食文化を知る|八丁味噌について

日本各地で様々な種類の味噌が作られていますが、愛知、岐阜、三重では豆味噌が好まれています。…

在来線の旅|越美北線

越美北線とは?越美北線は福井県内の越前花堂と九頭竜湖の間、全長52.5kmを結ぶ路線です。…

出雲街道を行く

”出雲街道”とはかつて姫路から出雲を中国山地を越えて結んだ約250kmにわたる旧街道です。播磨国(…

在来線に乗って、いつもとは違う移動を体験しよう!

在来線を使った移動在来線とは?在来線とは、簡単に言うと新幹線以外の鉄道路線全般の総…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP