旅に出たくなる雑学

出雲大社の巨大神殿に想いを馳せる

平安時代の頃は巨大神殿だった!?

かつて出雲大社の本殿は48mもの高さを誇ったとされています。

平安時代の中頃に書かれた貴族子弟向けの教科書には、当時の大きな建物として「雲太」「和二」「京三」が挙げられていました。それぞれ出雲大社、奈良の大仏殿、京の大極殿のことです。

とは言え、当時の出雲に奈良の大仏殿よりも高い建物があったとは考えにくく、ただの言い伝えであろうと長年思われていました。

巨大神殿を裏付ける!?支柱の発見

しかしながら2000年に出雲大社境内から鎌倉時代のものと考えられる巨大な柱が三箇所で発見されました。一本の直径が約1.35mの杉材を3本組にしたものです。これによって巨大神殿が実在していたことが証明されました。

現在も本殿の参拝場所の前に赤い三つの丸印によってかつての巨大神殿を支えた柱があった場所を示されています。

とは言え記録を紐解くと、平安時代から鎌倉時代にかけての200年間で7回も倒壊したと記されており、高層本殿を維持するのは技術的に至難の技だったようです。

その結果、鎌倉時代以降は現在の24mに落ち着いたとのことです。

神祜殿で出土した柱が展示

境内の中にある神祜殿や隣接する古代出雲歴史博物館では実際に出土した柱の跡や再現模型が展示されています。

これらを眺めながら在りし日の巨大神殿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

関連記事

  1. 東北地方に残る民間信仰「オシラサマ」をご存知ですか?
  2. 神話を辿る旅|美保神社
  3. 現役で走る国鉄時代の車両 キハ185系
  4. 森と水とロマンの鉄道|JR東日本 磐越西線
  5. 蚊遣の置物。なぜ豚なのかご存知ですか?|蚊遣り豚の歴史 
  6. 日々の平穏を願う風習|キジ車
  7. 神話と歴史の趣を感じる路線|JR西日本 木次線
  8. 神話の足跡を辿る旅|草薙剣にまつわる静岡県の地名をご存知ですか?…

おすすめ記事

2021年3月13日ダイヤ改正の内容とは?|JR東日本編

2021年3月13日にJR東日本のダイヤ改正が実施されます。新型車両の投入が進み、移動は快…

.local|地域と都市部をつなぐ”場”が持つ体験価値を考える

都心で展開される自治体のアンテナショップは、県で展開しているものに加え市町村単位で展開され…

新宿から約1時間で行ける。江戸庶民に親しまれた大山詣り

古くから信仰のあった大山神奈川県伊勢原市にある「大山」は、常に雲や霧を生じ、雨を降らすので…

青春18きっぷの旅|東京から越後湯沢までの日帰り旅

2024年夏は青春18きっぷの発売決定の告知が遅くなったことで、ひょっとしたら無くなるのでは?と心…

歴史を歩く#4|280種類も確認されている薬草の宝庫。伊吹山の歴史・伝承について

岐阜県と滋賀県の間に位置する伊吹山は古くから薬草の産地として知られています。東海道新幹線の…

神社散策を楽しもう!|夏越の祓

6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれる祭事が行われます。今回は神社散策が楽しくなる神…

子供の時から鉄道好きで良かった3つのこと

小さい頃に鉄道が好きになっても歳を重ねるにつれて大半の人は興味が薄れてくると思いますが、逆に興味を…

出雲街道を行く

”出雲街道”とはかつて姫路から出雲を中国山地を越えて結んだ約250kmにわたる旧街道です。播磨国(…

日本神話の世界|黄泉平坂 〜あの世への入り口!?〜

墓石のルーツ!? 黄泉平坂とは?島根県の東に黄泉比良坂(よもつひらさか)と呼ばれる場所が…

国鉄時代を今に伝える#2 |ヘッドマークが懐かしい!伯備線 381系特急やくも

かつて日本全国を様々な愛称の特急列車が駆け抜けていました。クリーム色の車体に赤のラインで統…

旅を快適に

  1. 烏山線の旅

旅先のからだケア

旅に出たくなる雑学

広告

PAGE TOP